自転車に乗ると足が太くなる?【女性の気になる太ももの話】
こんにちは、姿勢を良くする栄養士の南部です。初めての方は ≫こちらをご覧ください
今回は女性が結構気にしていることについて書いていきます。トレーナーとして活動している際に良く聞かれる質問です。
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自転車に乗ると太ももが太くなるのか?
「自転車法律改正」2015年6月1日から始まりますね。これでかなり自転車乗りは注意が必要になりました。今回は自転車とエクササイズについてのお話です。
さて、本題に入ります。
Q.自転車に乗ると足が太くなる?
答えは、かなりの運動強度で乗ると足は太くなります。
一般には自転車に乗ると足が太くなるという情報があふれています。
何故か?
自転車を漕いだすぐ後に足が張って太くなる。筋肉に血液が流れ込んだために一時的に太くなっているだけです。パンプアップ
競輪選手=足がめちゃくちゃ太い。
こういうところから来ているんでしょうか・・・
しかし、ツールドフランス(長距離自転車レース)という大会に出る選手の足は細いです。分かりやすい例えなら、陸上の短距離選手(ウサイン・ボルト)はゴリマッチョですが、マラソンの選手(高橋尚子)は細いです。
何故こんなに体格差がでるのでしょうか?
筋肉のタイプが違うからです。
筋肉には3つのタイプがあります。1つめは赤筋、2つめは白筋、3つめはピンク筋
これらの説明をしていきます。
赤筋
遅筋ともよばれ、持続力を発揮する細い筋肉です。血管が多く酸素をたくさん運びます。(マラソン選手)
白筋
速筋とも呼ばれ、瞬発力を発揮する太い筋肉です。(短距離の選手、ウェイトリフティング)
ピンク筋
上記2つの特徴を持ち合わせた万能筋肉、30秒から2分程度の継続した運動にてきしています。(新体操)
これを見て分かるように筋肉によって太さが違います。
よって、自転車に乗ると足が太くなるというのは冒頭でもお伝えした通り、トレーニングの仕方によっては太くできるということです。
ふつうに自転車をこぐ程度の有酸素運動では太くなるどころか細くなります。太くしたいのなら負荷がかけられるマシンで高度の負荷をかけてください。
こういった過度のトレーニングをしないと太くはなりません。
鍛える筋肉によって太さや機能が変わってきます。ただし、普段運動されていない方が自転車に乗ると多少は筋肉が鍛えられて太くはなります。それでも脂肪も落ちるのどうしようもないほど太くはなりません。
通常の自転車運動で足は太くならない
敬遠されていた方は安心して乗ってください、鍛える筋肉は細い赤筋です。自転車はエクササイズにも地球環境にも優しい素晴らしい乗り物です!!
自転車法律に注意して乗りましょう
今回の自転車ルールの改正でみんなが安全に意識を向けていただけると幸いです。そうすれば自転車エクササイズも、もっと流行ると感じています。
自転車と太もものまとめ
「自転車に乗ると足が太くなる」と言う都市伝説に惑わされて運動しなくなるのはナンセンスです。よっぽどの坂道や凄まじいスピードでこがない限りは極端に太くなることはありません。
有酸素運動のレベルで漕ぐには問題ありません。その仕組みを筋肉の構造からひも解いていきました。あなたの快適な自転車生活に活かしてください。
この記事を最後までお読みいただいて、運動に対する素朴な疑問解決のヒントにしていただいたことを感謝します。
” ともにQOLの向上 ”
これから自転車を始める人に
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