子どもと過ごす時間が親にできる最高の食育。栄養士が伝えるべきこと
こんにちは、栄養素以外の食事の話が大好きな南部です。徳島でスポーツ栄養、スポーツトレーナーとして活動しています。初めての方はこちら
今回のお話は、かなり胸に刺さります。基本的には食を前向きに楽しく伝えるのがモットーです。しかし、そのためにも大事なことを伝えていきます。
※基本的に保護者の方向けに書いていますが、「友人」、「大事な人」に置き換えても良いです。
親子で食卓を囲む回数があなたの人生では、あと何回残されていますか?
あたりまえのように時間が取れるのはお子さんが高校生までです。離れた大学に行ったら、どれだけ一緒にご飯を食べる機会がありますか?
小学生のお子さんがいる方は、
朝と昼で1日に2回×5=10に土日の朝昼晩を足して16回(1週間)
これが52週=832回(1年)
小学生6年間=4,992回
中学生3年間=2,496回
高校生3年間=2,496回
合計で9,924回
小学校から高校まで、フルにご飯を一緒に食べたとしても1万回にも満たないくらいです。実際には全部一緒に食べることは厳しいのでおおよその数です。
大学生になったらどうでしょうか?
県外に出た場合は特に、一緒にごはんを食べる機会は激減します。
ゴールデンウィーク、お盆、正月、年に何回あるでしょうか?
年に10回も機会がないかもしれません。そのまま社会人になったらどうでしょうか?
そして、あなたの寿命はあと何年あるでしょうか?
あなたの人生で子どもと食卓を囲む回数
この数字を知ってどう感じるかはあなた次第です。少ないと感じるのか?多いと感じるのか?
一つだけ言えるのは、一緒に食べる機会が多ければ多いほど、子どもはあなたとの思い出の時間が増えます。要するに、子どもの記憶に残るということです。
家庭を持っている方はもちろん、これから家庭を持つ方にも知っておいてもらいたいことです。子どもと食卓を囲む時間の回数。
恥ずかしながら、ぼくも最近になってこの回数の話を知りました。食事が大事だ、なんだと講演しているのにもっとも大事なことを見落としていました。
一番伝えないといけないといけないのはこれじゃないのか?
手の込んだ料理を毎日作れという話ではありません。例えコンビニの弁当でも、カップラーメンでもいいです。「子どもと一緒に食べる」という意味を感じてください。
特にお父さんに知ってほしい
特にお父さんですね、「今日は飲み会があるから夜帰るのが遅くなる」
本当に行かないといけない飲み会ですか?
子どもが家で待ってくれている回数を考えた時、本当に行かないといけないものでしょうか?
「人生の中で子ども一緒に食べる回数」は残念ながら増えることはありません。だから、少しでも「母数を減らさない」と言うことが大事なんです。
もしかしたら、出張などが多くて絶対数が少ない人もいると思います。そうだとしても、選択できる状況では母数を減らさないで欲しいです。
飲み会や用事があったとしても先に連絡して、子どもが「友達の家でパーティーに行っている」の時には大手をふって飲み会だったり、自分の時間に使ってください。
できる限り、絶対数を減らさない。
これが子どもにしてあげられる最高の食育なんじゃないでしょうか?
あたりまえに溺れないで
“あたりまえ”と言う幸せ、
“有り難い”と言うことを感じてください。
下記の曲はぼくが高校生の時(伝説の自作サケ弁当時代←週5で続くから友達もいじれない)なんとなく好きでした。
今になって意味がわかりました。PVも見てもらえると良くわかります。
藍坊主 スプーン
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
食卓の力を推奨するゴーシ先生の話も合わせて読んでもらいたいです!
”ともにQOLの向上”
参考図書:地頭のいい子を育てる食卓の力
佐藤剛史 著
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