食卓の力の著者「佐藤剛史」ゴーシ先生から聞いた食育の答え
こんにちは、食べるシセイの栄養士 南部です。
初めての方はこちらをご覧ください
先日、とある先生の講演に行ってきました。
先生とは、本をブログ内で紹介した時からのご縁でした。食育に対して、本質を射抜いている内容だったので一番会ってみたい人でした。そんな方とお会いする機会を持てたことを嬉しく感じています。
食卓の力がどれだけ子どもの心に影響するのか?
日本子ども食育学会設立の基調講演で行われた佐藤 剛史先生の講演に参加してきました。
「やっぱりこれだな!」
と感じる内容でした。著書(食卓の力)の中でも語られるお話を生で聴くとより一層入ってきます。
子どもの心を育むための食事
食が子どもの心に与える影響、実際の食育事業の成果など事例や子ども、保護者の感想を交えてのお話です。
親が子どもにしてあげられる最大の愛情はやっぱり食で支えてあげることにあるんだと感じます。こちらの記事でも書いています。
その理由としては、赤ちゃんを例に考えると、みんな納得できました。ゴーシ先生のお話の中では詳しい栄養学についてはほとんど語られません。
何故なら、理論・理屈などはみんなすでに知っているから。例えば、「野菜をいっぱい食べたほうがいい」なんかがいい例ですね。
それ以上に、食で愛を伝えるなど、人間の本質的に触れるお話です。本質に近い話なんで、途中のスライドショーなどで子どもの生の声や保護者の想いを見た時に起こったことがあります。
涙がこみ上げてきて、会場からは「スンスン」と鼻をすする声が聞こえてきました。ぼくも唇を噛み締めたのは内緒の話。
それくらいに、心に届き「子どものために何かしよう!」と感じさせてくれるお話でした。
親の責任は子どもが18才の高校卒業まで
そこまでにいかに子どもの食べる力を育てられるか?そこを過ぎると、親は子どもの食に関わることが激減します。
- 過保護に全部やってあげるのも良し。(子どもの言いなりになるのは違う)
- 自立させるために考えさせるも良し。
どれが正解かは分かりませんが、「愛情注ぐ」という観点でハッキリと目に見えるのは食事です。
ゴーシ先生の話には愛があった
九州弁を交えながら笑わせ、データを見せ、シンプルな原理原則を伝え、最後にグッと心に響かせる。事例として特に気になったのは「子どもがつくる弁当の日」でした。
そんな素晴らしいお話を生で聴けたことを嬉しく感じています。聞いたからには、これをぼくの立場ではどう伝えられるのかを行動に移して聞きます。
ご縁をいただけたことに感謝いたします。
食育に関わる人、子どもを持っている親御さん、これから家庭を作っていく方々。そんな人には本当に読んでもらいたい本です。
”ともにQOLの向上”
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