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カロリーメイトってお菓子なんですか?「食べ過ぎNG」【しつもん箱】

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地方の徳島から栄養士の新しい働き方を作るために講演やチームサポート、個別サポートを行なっています。サポートチームは全国大会でベスト8。メディアへの露出(新聞掲載10回以上)、講演(述べ1,000人以上の”スポーツを頑張るけど食事量が足りなく、結果が結びついていなかった選手”に食の大切さを伝え、練習効率を高めた)が得意です。【夢はスポーツ栄養士として四国を制覇!】
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食べカツへの質問もVol5となりました。少しずつですが、スポーツ栄養における皆さんの悩みが解決されて生きますね!今回も女子アスリートからの切実な質問です。

 

女子高生の生の声としての気になるお菓子事情。

 

もくじを開く

栄養バランスが良いって言われるカロリーメイト

 

 

カロリーメイトってお菓子なんですか?

栄養バランスが良い食べ物だから、お菓子禁止中でもこれは食べていいんですか?

 

食べトレとしての回答

nambu

「はい、お菓子です。栄養調整食品としての機能もありますが、公式サイトでもしっかりと「菓子」と記載されています。」

画像引用:大塚製薬HP

 

女子アスリートなら特に気になるお菓子事情ですね。質問から読み取れる、「お菓子禁止中」これの意図が個人でダイエット目的でやっているのか、部活全体として禁止しているかによりますが、少しでも甘いものを食べてくなっているからこその質問でしょう。

 

罪悪感をなくして少しでも甘いものを食べたくなっているんでしょう。禁止されると余計に食べたくなりますよね?しかし、現実としてはお菓子です。

 

南部個人の見解

一般的な駄菓子やスナック菓子に比べると栄養的にはいいんじゃないか?

程度でした。しっかりと調べてみるとやはりお菓子と明記されています。

 

もちろん、栄養のバランスを考えて作られているので悪くはないですがこれを食事として考えてしまうとちょっとまずいです。

 

カロリーメイトはお菓子、ならば食べ方を考える

ここでの論点は、お菓子かどうかではなくて食べ方のポイントと注意点をお伝えします。お菓子とは言いながらさまざまな栄養素を含んでいるのは事実です。

 

ただし、これだけで栄養素を補給できていると勘違いしないでください。

栄養素が摂れることは嬉しいことですが、皆さんが思っている以上に脂質が多いということを理解してください。「栄養調整食品だからいっぱい食べても大丈夫だ」と思っていると栄養バランスは崩れます。

 

ぼくとしてはポ●キーを食べるよりは良いお菓子のような認識です。完璧に栄養を補助していくれるものとは思っていません。

 

むしろ、これを食べ過ぎると食事が食べられなくなるリスクが出てきます。その割に脂質の割合が高いので体重のコントロールがしにくくなる恐れもあります。

 

栄養補助食品として使うなら?

 

・試合の日

・体重を増やすためにカロリーを積極的に摂る

・朝ごはんを食べることが苦手な人の第一段階(継続ではなく、きっかけ)

 

という使い方です。

 

スポーツ選手が食べる基本的な間食にするならカロリーメイトよりもおにぎりをお勧めします。

 

とは言っても、どうしてもカロリーメイトを食べたいなら、ゼリータイプ、ドリンクタイプの方をお勧めします。(脂質が少ない)

 

カロリーメイトお菓子論のまとめ

nambu

食事に関心が向いているからこそ、身近な栄養食品に目を向けてくれたようで嬉しいです。

しかし、目先のメリットだけに気を取られないように注意してください。「きれいなバラにはトゲがある。」

 

結論を言うと、「栄養バランスが良いから食べてもいい」と考えるくらいなら、普通にお菓子食べればいいじゃないでしょうか?

 

気にしすぎる方がかえって良くないですよ?

とは言っても食べる頻度を考える必要はありますけどね。

 

「信じてたカロリーメイトに裏切られた気分…でも、わかったらからこそ、量を考えて食べます!!」

 

追伸

カロリーメイトについて少し掘り下げてみると「ショートニング」は使っていないようです。その点でいうと一般的なお菓子と比べると、安心できますね。

 

※ショートニングとは?

人工的に作られた油。トランス脂肪酸が多く含まれ、心疾患へのリスクを高めると言われている。単価が安いので多くの食品に使われている。

 

お菓子禁止令の是非

ぼくの個人的見解としてはお菓子は別に食べてもいいんじゃないかと考えています。ただし、好きなだけ食べていいと言うわけではなく、食べる物や量に気をつけながらです。

ダイエットでもよくあることなんですが、チートデイと言うものを設定して「今日は食べても良い日」を設定しておくとストレスはたまりにくいです。

サポート選手でも「お菓子は禁止しているけどやっぱり食べたい」と言う声も多く聞こえます。 食事に制限をかけて食べることを後ろ向きに捉えるよりのお菓子は「心の栄養」と捉えて少量をしっかりと味わって食べるのなら問題ないと感じます。

問題なのは習慣化してお菓子を食べることのでしょうからね。

お菓子自体が悪モノとしてしまうと、食べた後に後悔しか生まれません。それならばいっそのことしっかりと食べるものや量でルールを作って食べた方がよっぽどいいです。

お菓子を食べるルールの例

  • 1日に200kcalまで
  • 食べるのは和菓子(脂質が少ないもの)
  • 果物をあまり加工していないもの(ビタミンが多く含まれる)
  • 週に1回だけはOKとする。
  • 自分で手作りにして脂分や砂糖の量をコントロールする
  • 食べるときはゆっくりよく噛んで味わう(味覚の強化)
  • ストレスのはけ口としては使わない

このようなルールを参考に自分にあったものやできそうなことに取り組んで見てはいかがでしょうか? もちろん、自分に厳しくいかないとダメだとい場合はお菓子を食べなくても大丈夫です。(お菓子を食べることを進めているわけではない)

お菓子がストレスを和らげる?

よく言う、お菓子(甘いもの)がストレスを和らげる論です。

これは注意してください。多くの場合は血糖値の急激な変化で、精神が不安定になりやすいです。

食べてすぐくらいは心が落ち着きますが、その後數十分から数時間で血糖値が急激に変化して、気分が落ち着かなくなる危険性があります。

これを血糖値スパイクと言います。世の中には嘘か本当かわからない情報がたくさん流れています。 その情報を流して一番得する人のことを考えることが情報に踊らされないコツですね。

追記 2019年 2月5日

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地方の徳島から栄養士の新しい働き方を作るために講演やチームサポート、個別サポートを行なっています。サポートチームは全国大会でベスト8。メディアへの露出(新聞掲載10回以上)、講演(述べ1,000人以上の”スポーツを頑張るけど食事量が足りなく、結果が結びついていなかった選手”に食の大切さを伝え、練習効率を高めた)が得意です。【夢はスポーツ栄養士として四国を制覇!】
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