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たのしいスポーツ栄養士によるスポーツ食育

フリーランスとして栄養士会総会の講演で伝えた、対話と3つの質問

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地方の徳島から栄養士の新しい働き方を作るために講演やチームサポート、個別サポートを行なっています。サポートチームは全国大会でベスト8。メディアへの露出(新聞掲載10回以上)、講演(述べ1,000人以上の”スポーツを頑張るけど食事量が足りなく、結果が結びついていなかった選手”に食の大切さを伝え、練習効率を高めた)が得意です。【夢はスポーツ栄養士として四国を制覇!】
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こんにちは!20代で栄養士として徳島で起業し、食や身体について面白おかしく伝えています。食べ方とシセイの栄養士、南部真也です。

 

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栄養士会総会で栄養士の未来を語る

今回ご依頼いただいたのは加古川健康福祉事務所管内栄養士会 様でした。若手ながらに「栄養士として新しい働き方をしている」と言うことに関心を持っていだけました。

 

総会といえば多くの方が集まるので従来通り、有名大学の教授を呼ぶかの選択肢にあげていただきました。普通に考えたら、ぼくなんかよりよっぽど大学教授の方が実績や名声があります。

そんな中、栄養士会に新しい視点(風)を取り入れたいとのご意向に加え、若者を応援すると言う氣持ちをいただき、選んでもらえました。本当に感謝です。

 

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栄養士の夢を掘り起こす

事前の打ち合わせで会長より、「栄養士に勇気を与えるフレッシュな話を聞きたい」と言うことをお伺いしていました。

先輩栄養士が多い中でぼくが栄養学を話しても仕方がありません。そこで、ぼくなりに考えたのがみなさんの熱い想いを掘り起こすきっかけづくりでした。

改めて考えたら、実際の栄養士さんの話を聞いてきたことを思い出します。施設内で一人しか栄養士がいない大変な環境の中でも頑張っている人が多い様に感じます。

 

世間にはあまり知られていませんが、栄養士の業務は献立作成、調理、栄養指導、以外の雑務が多いんです。それに加えて施設内に一人だと責任感が大きくなるのは想像できると思います。

 

そんな頑張っている人たちが、もっと生き生きと仕事にやりがいを持てるようにするため、ぼくは考えて行きました。栄養学の知識というより、今までフリーランスとしてやってきた心の構えの点でお話ししました。

 

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対話を通じて自分の思いを見付け出す。

 

実際にはタイトルの通り、3つの質問をしていったんです。

 

  1. 何のために栄養士を目指しましたか?
  2. 栄養士としての成功体験はどうの様なものがありましたか?
  3. これから栄養士としてどんなことを伝えて行きたいですか?

 

みなさん栄養士会の総会でこんなことをするとは思いもよらなかったでしょうね!?

栄養学や健康の話を聞けると思ったら自己啓発よりの話です。しかもですよ、全部他者との対話を交えています。

 

従来の研修スタイルでは講師からの一方通行が多いです。そんな中、ぼくは対話スタイルを推しています。インプットよりもアウトプットを重視したものです。

この3つの問いを深く考えてもらうために、ぼく自身の経験や考えを伝えて行きます。話を聞き終えたら対話、話を聞き終えたら対話。を繰り返します。

するとどうでしょうか??

対話で自分のことを話す時、みなさんの表情がこちらです。

 

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最初は照れながらも皆さん、生き生きと喋ってくれます。

 

全体シェアで講師とは違った深い意見を聞けます

ぼくなんかよりも経験を積んでいる方が多い場なので、本当にみなさん感動を呼んだり、「なるほど〜」と唸らせる意見を発表してくれます。

 

その中でも一番心に残った意見をお伝えします。

 

”栄養士として高齢者施設で働き出した当初のことです。先輩栄養士が立てた献立を見た時、そこにはヤングコーンが食材として入っていました。

「こんなもの高齢者が食べられないだろう」と感じ、メニューから外そうとも思いました。しかし、働き出したばかりなので先輩の考えもあるだろうと自分の意見は喉の奥にしまいました。

そして、当日を迎えた時のことです。今まで一度も話をしたことがない方が私の白衣の袖をいきなり引いてきたんです。

「ヤングコーンはなぁ、昔子どもと一緒に庭で育てよったんよ。今日の今日出してくれたやつみたいには綺麗な色はなかなかつかんのよ。」

と、何気ない話でしたが、その方にとっては子どもとの思い出を思い出すきっかけになっていたんです。もしもあの時、私がヤングコーンを「食べづらい」と言う理由だけで外していたら、この人は私に声をかけることはなかったでしょう。

今、思い返してみればその経験が今の私を作ってくれているのだと思います。そういった意味でも先輩栄養士さんに感謝しています。”

 

どうでしょうか?

 

経験豊富な栄養士の方はこんな思いの元お仕事をしているんです。最近では数値にとらわれてその人の背景にあるものを見ることが少ない世の中になっています。

 

「栄養素だけを語るのでは無く、その人の背景を語れる栄養士がこれからも育って欲しい」と言う思いをぼくはこの全体シェアから感じました。

 

他の参加者の方も何かを汲み取ってくれたでしょう。

 

対話型講演の可能性

一方的な講義ではその講師の意見しか聞くことはできません。しかし、対話を踏まえ、全体シェアをすると上記の様な素晴らしい意見を聞くことができるんです。

しかも、ぼくには経験年数が少ないのでどうしても言葉に重みが乗らない時があります。それでも、こう言った意見を言ってくれる先輩がいるのですごくいい空気で進めることができています。

 

これからの学びは、「インプットだけではなくアウトプットも並行して入れるべきものなんだ」と感じています。1つのことを学んでも、見る人によっての捉え方に多様性があります。

そんな中で、絶対ルール「相手の話を傾聴する」これにより発言が許される場をつくります。

 

一方通行の講義より、こっちの方が自分も参加者も楽しいですね。その結果、「今までになかった盛り上がり方だった」と言ってもらえました。講演型の対話の場づくりの可能性が証明された瞬間でした。

 

ぼくだけの講演では無く、みんなで作っていく空気にできたことこそファシリテーター冥利に尽きます。「話し方が分かりやすい」と褒めてもらえましたが、それ以上に”場をつくる”ことに力を入れています。

 

90分という短い時間でしたが、対話の時間を入れられるだけ入れました。対話をするだけでも「視野が広くなった」、「今までになかった研修だった」とのお声もいただけました。

 

アンケート(一部抜粋)

 

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栄養士会総会での講演まとめ

栄養士会総会にてお話をしました。テーマは「何のために栄養士を目指したのか?」それを南部真也の体験談、考え方を通して対話のきっかけにしてもらいました。

 

一方通行の講義と違い、みんな頭をフル回転させて対話を楽しんでくれました。「聴く技術と話す技術」同時に鍛えられるのは対話ですね。

そんな可能性をみなさんに知ってもらえました。あとはご自身の職場でどう言った形で生かしてくれるのかが楽しみでなりません。

 

加古川の栄養士さんたちの今後の活動、要チェックです!チームワークのレベルが違うと想像しています!

 

こう言った形の講演をご希望される方はお気軽にお問い合わせください。今までの研修とは一風変わった風を送り込めます。(栄養士会以外も可)

 

また、当日の音声を録音していますので聞いて見たいと思う方がいらっしゃいましたら、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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    あとがき

     

     

    始めて徳島から海外での講演でした。兵庫県加古川市。嬉しすぎて飛んでいますね。

     

    懇親会にもお呼ばれして、加古川の皆様の取り組みなどを聞かせてもらいました。しかも、お土産に加古川名物の「かつめし」のたれもいただきました!

     

     

     

    ご依頼いただいた加古川栄養士会 様、また当日「講演やります!」と言ったらすぐさま駆けつけてくれた。

     

    明石栄養士会理事の小籔 暢良さん、写真も撮っていただけました!

     

    みなさんの支えの元、こう言った活動ができています。この場を借りて感謝申し上げます。

     

    本当にありがとうございました!今度来るときはさらに大きくなっています!

     

    ”栄養士の未来は明るい、食って面白い”

    thank you

    ”ともにQOLの向上”

     

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    地方の徳島から栄養士の新しい働き方を作るために講演やチームサポート、個別サポートを行なっています。サポートチームは全国大会でベスト8。メディアへの露出(新聞掲載10回以上)、講演(述べ1,000人以上の”スポーツを頑張るけど食事量が足りなく、結果が結びついていなかった選手”に食の大切さを伝え、練習効率を高めた)が得意です。【夢はスポーツ栄養士として四国を制覇!】
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