ダイエット情報の嘘・ホント?科学的根拠から読み解く3つの例
圧倒的大多数の健康情報!
インターネット、雑誌、テレビ、毎日のように新しい健康法・ダイエットが紹介されています。みなさん根拠について考えたことはありますか?
- 何人を対象にした研究なのか?
- どこが発表している研究なのか?
- 誰に対して行った結果なのか?
いろんな疑問がでてきますね。今まで考えたこともなかった人、調べるけれどよく分からなかった人、いろんな人がいると思います。
根拠のない健康情報で炎上したサイトも話題になったくらいですからね…
実際に管理栄養士、保健師などの人々に健康情報を伝えする人でさえ巷の情報に流されがちです。今回は、あなたがそんな情報に惑わされないようにするために科学的根拠に基づいた内容をお伝えします。
健康情報弱者とはおさらばしましょう!
科学的根拠に基づいた健康情報のウソホント
この中で数点お伝えします。
- 低炭水化物ダイエットを続けるとどうなるの?
- 肥満は伝染する!?
- 10分×3回と30分続けての運動 どっちがいいの?
なんとなく見かけたことがある項目だと思います。それぞれ順番に紐解いていきます。
実際にはこれが健康情報の実態です。
信じる、信じないは個人の自由としても、科学的に根拠に基づいた答えだと考えてください。統計データのため全員がそうなるとは言えませんが、あえて無駄なものを選択しなくなると幸いです。
低炭水化物ダイエットを続けるとどうなるの?
これがもしかしたら一番関心があるんじゃないでしょうか?
ご経験のある方も多いかと感じます。
答え.
動物性の食物をおかずの主体にする低炭水化物ダイエットを続けると死亡率が上昇する。
かなりびっくりする内容だと思います。もちろん体重は落ちますよ。
ただし、ぼくが個人的に実践された方の感想を聞いた結果では長続きしないという意見が多かったです。「痩せるけれどきつい」、「頭(脳)に栄養がいかないのでフラフラする。」などなど
また、「体重は落ちているけれど体脂肪率はあまり落ちていない」という結果もあります。
じゃあどうすればいいの?
極端な低炭水化物ダイエットはやめておきましょう。どうしても流行りのダイエットをしたいという方は本当に短期(1ヶ月くらい)を上限としましょう。
リバウンドは覚悟してくださいね。結婚式を1ヶ月後に控えてその時だけでも痩せていたいのであればいいかなと感じます。あくまで健康な人限定です!
低炭水化物ダイエットと言わず、ご飯の量を気持ち減らすぐらいにするといいでしょう。おかずは動物性のタンパク(肉)だけではなくて植物性のもの(大豆製品)を積極的にとることをお勧めします。
肥満は伝染する!?
そんなバカなと思ったあなた!?
答え、
肥満は伝染します!!
正しくは、太った人が多い環境だと自分の食生活が太りやすいものになってしまうということです。
細かった人がアメリカに行ったら太って帰ってきたなんてよく聞く話だと思います。ぼくの友人も渡米してから5kg太ったと嘆いていました。もともとガリガリだったんで、ちょうどいい体重になったと思いますが・・・
これは肥満大国の環境が原因の一つと考えられますね。逆に細い人や、痩せようと頑張っている人の多い環境で過ごしているとあなたもダイエットに成功しやすくなります。
10分×3回と30分続けての運動 どっちがいいの?
これも今の情報と昔の情報が重なって、どちらが正しいのかがいまいちわからなくなって
答え、
どちらも変わらない。おすすめは10分×3回
厳密にこの範囲で行った場合です。体重の変化にはあまり差は出ません。ですから、運動を行う場合は週でどれだけ運動したかをみてください。
おすすめは、10分×3回の方です。空いた時間でできることと、実際は1回に10分以上動くこともあるからです。結果的にはこちらの方が痩せやすいと感じます。
ダイエット情報嘘・ホントまとめ
健康情報のウソ・ホントを管理栄養士からの視点でひも解きました。
- 低炭水化物ダイエットを続けるとどうなるの?
- 肥満は伝染する!?
- 10分×3回と30分続けての運動 どっちがいいの?
結局はその人の目的、性格にあったやり方を見つけることが大事です。
ぼくの持論としては
”健康的に痩せるには痩せる理由と習慣化”
一番基本的なことですが、だからこそ難しい。本質と言うのはそんなものだなと感じています。
流行りのダイエットに乗るのも構いません。どんどん挑戦してください。不健康なものはそうお伝えします。その中で自分に合うものを見つけてください。
今回根拠とした参考図書は下記の本です。
最後までお読みいただき、健康情報の選択に困っていたあなたの解決のヒントにしていただけたことを感謝します。
” ともにQOLの向上 ”
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