スポーツしてる人が炭酸ジュースって飲んでもいい?【しつもん箱】
「部活終わりの炭酸ってサイコー!」でいいの?
先日、部活を頑張る女子高生からこんな質問を受けました。
「部活終わった後に炭酸ジュースって飲んでいいんですか??」
『聞く前に飲んどるやん…』
「めっちゃ運動頑張ったから、ご褒美としてジュースくらい飲んでもいいよね?お菓子は控えてるからジュースくらいならいいでしょ!」
今回はスポーツ栄養アルアルと言うことで、飲み物についてお伝えします。
成長期の子どもに関わらず、スポーツの後に炭酸ジュースや清涼飲料水を飲む人は結構いますよね?中にはプレー中でも飲んでる人。
とりあえず、食事に気を使うときに真っ先に始めるのが「炭酸ジュースを飲まない。」そして、監督やコーチからは「炭酸ジュースを飲むな」って言われるかもしれません。
炭酸ジュースが思った以上に悪者になっていますが、果たしてどうなんでしょうか?一方では体に悪い。一方では体に良い。その答えをお伝えします。
※炭酸ジュースについての質問ですが、清涼飲料水と合わせて考えていきます。
炭酸ジュースはスポーツマンにとって敵?味方?
「炭酸ジュース自体が悪いわけではありません。メリット、デメリットを理解した上で飲む頻度を考えましょう。」
炭酸ジュースを飲むメリット
1、炭酸は疲労回復に役立つ
一般的に言われているのが「炭酸は疲労回復に良い」と言うことです。疲労物質を取り除いてくれると言う俗説がありますが、科学的根拠があるのかどうかが微妙です。
血管が広がって血行が良くなるので、疲労回復のサポートには繋がるかもしれません。ただ、これは炭酸を飲むよりも、炭酸系の入浴剤を入れた風呂に入る方が良いとの報告もあります。
2、カロリー補給
栄養素的に言うと、炭酸ジュースは高カロリーのものが多いのでカロリー補給は期待できます。ただし、デメリットを理解したうえで飲んでください。
炭酸ジュースを飲むことのデメリット
1、砂糖が多い。
なんと言っても、砂糖が多いです。350mlの炭酸ジュースを飲むだけでも1日にとっても良い砂糖量の2/3以上をとってしまいます。(※砂糖と炭水化物は別物と考えた場合の砂糖量です)
虫歯や肥満に繋がってしまう可能性があります。これは炭酸ジュースに関わらず、多くの清涼飲料水ので言えることです。
2、お腹が膨れて食事がとれない
炭酸ジュースだとお腹が膨れる+血糖値が上がってお腹いっぱいのサインを出してしまいます。カロリーをとりたいのにご飯を食べられなくなってしまっては本末転倒です。
スポーツする人が炭酸ジュースを飲むことへの結論
「明確な意図がない限りはスポーツドリンクや100%オレンジジュースの方が良いです。」
ただ、「リフレッシュのために炭酸が好きだから飲む」と言うのであれば、頻度を考えると飲んでもいいじゃないでしょうか?もちろん、ご飯もたべれる範囲でなら!
「う〜ん、毎日飲むもんなじゃいな…炭酸を飲む時はリフレッシュの時だと考えよう!」
『今も飲んどるやん…頻度は考えてね』
参考文献:
ヘルスケア大学
日本経済新聞「1日の糖類は小さじ6杯分まで WHOが新指針 」
一般的なスポーツ栄養学はここまで。
== ここからが食べカツ独自の見解です。 ==
栄養学以上に自分の感覚を信じましょう。
一般的な栄養学に落とし込むとどうしても、良い、悪いが出てきてしまいます。その常識が当てはまれば良いですが、こればかりは個人差が多いのでなんとも言えません。
要はその飲み物を飲んだときに体がどう反応するのかを知っていると良いんです。この感覚を知っていると本当に自分に合ったモノが見つかります。
外の食品や栄養学に目を向けると共に自分の感覚を鍛えることを考えるスポーツ栄養学を”食べカツ”と称して伝えています。気になる方は無料メルマガにご登録ください。
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