地方でスポーツ栄養をしたいんですが、どうしたらいいですか?|相談事例
先日、とある管理栄養士から南部に向けて、こんなメッセージがきました。
初めまして。現在病院で管理栄養士業務をしている管理栄養士です。年齢は23歳、男です。名前はちひろといいます。
偶然今、南部さんの記事を見つけて、僕が目標としていることを実践されている方で、すぐにメッセージを送ろうと思い、今ここにメッセージを書き込んでいます。僕の目標は、「秋田から、東北からスポーツを盛り上げたい。地元の選手を地元で、地元の人で盛り上げたい」ということです。設備や環境は都会のほうが整っています。強くなりたい人は皆地元を離れてしまいます。地元の選手や学校を応援することはその町の元気や活気に繋がるはずです。東北でも、田舎でも強くなることはできるんだ、ということを証明したいんです。
僕は小1から大学4年までスポーツしかしてこなかったので、スポーツをすること、観ることはやってきました。なので次はスポーツを支えることに挑戦したく管理栄養士になりました。栄養の力で人が変わる瞬間を見たいんです。
目標はありますが、具体的な行動をどうとればいいのか全く分からないのが現状です。現在は宮城県で働いていますが、来年度から秋田の地元の病院で働くことになっています。そこで自分の出身校のバスケ部に栄養で介入したいという考えがあります。いきなりスポーツの現場に栄養の知識もままならないまま出ても選手に失礼だと思い、病院で栄養指導や知識を高めながらスポーツ栄養の分野に取り組もうとしています。
ですが今後どうすればスポーツ栄養に携わることができるのか、何を勉強して、どんな資格を有すればいいのか分かりません。目標があっても道が見えずに悩んでいるときに南部さんの記事を読んで、今ワクワクしています。正直な気持ちを言うと、同時に先を越されてしまったという悔しさもあります。
教えてください。南部さんが今の実績を作るために、勉強してきたこと、行動してきたことを知りたいです。今の自分にできること、やらなければいけないことを知りたいです。ぜひよろしくお願いします。
長々と失礼しました。
おぉ、ぼくが発信を続けることで遠方の宮城県から若い栄養士からの相談がきました!スポーツ栄養士として活動したいけど、どうすればいいのかがわからないとのこと!
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スポーツ栄養を地方で展開する秘訣はご縁に有り
ぼくのサポートしているチームはご縁によってサポートが決まりました。このことを伝えるために、ZOOMを使ってWEB上ですが、相談に乗りました。
佐藤地洋(さとうちひろ) 管理栄養士
20代前半の勢い溢れるバスケットマンでした。地元秋田では結構の成績を納めていたようです。そんな彼にぼくが伝えたのは「栄養士として何を伝えるのか?」そして、「今まで築いてきたご縁を辿れっ」てことです。
そんなこんなで1時間を超えて熱くお話しさせもらいました。彼も火がついたようで下記のような感想をくれました!
昨日はありがとうございました!気持ちは今でも熱いです!
1.相談する前の悩み・疑問
一番の目標としては、秋田・東北のスポーツレベルの向上です。その前に実績を積むために、自分の母校のバスケットボール部を食事で強くしたいと考えていました。
考えはありましたが、実際にどう介入していけばいいのか、その前に勉強しておくことや、あったらいい資格などが全く分かりませんでした。正直本当にそんなことできるのか、管理栄養士が介入しただけで強くなれるのか、ここが一番不安でした。
2.相談して自分の中で変わったこと
一番変わったことは、自分にもできることがあるということです。昨日の話の中にあった、東京と地方ではやり方に違いがあるということですが、確かに高校の部活などに介入している管理栄養士はたくさんいると思います。都会や環境の整っている地域だから介入できるのではないかと思ってました。自分の地元はすごい田舎です。周りに同じ気持ちを持つ人も少なく、そんなところでやれることはあるのかという不安がありました。
でも、相談してみて、ただ自分は環境のせいにしていただけだと痛感しました。やりたいことがあるならまずやってやろうという気持ちになりました。環境とか設備がなくてもやれることはあるんだと知ることができました。
不安を持って介入するわけにはいかないので、自分が発する言葉の一つ一つに確固たる自信を持てるようにとにかく学びます。
3.相談して、解決した(やってみたいこと)
土台を作ることの大切さ、何を子どもたちに伝えるべきなのかを知ることができました。
「ごはんを食べることの大切さ」を伝えたいです。自分も高校の頃は腹を満たすためにひたすら食べていましたが、理由があって食べるごはんとじゃ大違いだと思います。感謝の気持ちと一緒に子どもたちに一番伝えてあげたいです。栄養を語れる栄養士よりごはんを語れる栄養士になりたいと思いました。
ごはんを語れる栄養士になるためにも、食アスの講座や読んだほうがいい本など、これからやっていかなければならない目標を見つけることができました。
4.今後の夢、その他
今後の夢としては、スポーツ栄養を子どもたちに教えるためにスポーツ栄養の講演会に参加したり、伝え方の訓練をしていこうと思います。
病院勤務なので、一人一人の患者さんとしっかり向き合うこと、栄養についての知識も仕事をしながら学んでいけるので、
病院の管理栄養士としても、スポーツ栄養士としても成長し、実績を作っていきたいと思います。現時点でのスポーツ栄養に関しての目標は、介入する準備態勢を整えることです。
たくさんの人を喜ばせる、自分に会えてよかったと思ってもらえる管理栄養士になるのが僕の夢です。昨日うまく伝えられなかったのですが、スポーツ栄養をやりたいと思ったのは、スポーツしかやってきていないので、何かしらでスポーツに関わりたいといった
単純な考えからです。確かに部活を通して人間的に成長できたのがスポーツだったので、それを知ってもらいたいと思い、食事に関しては少し興味もあったので栄養という面からスポーツを支えてみようと思いました。
5.食に対する思い出(何かあれば)
自分は高校の頃、朝の6時には家を出発して7時20分くらいに学校に着いて、朝練をしていました。1番遠いところから通っていたのですが、1人で朝練をしていることも多かったです。でも一番大変だったのは母だったと思います。
朝は5時半にはご飯大盛り3杯とおかずと毎回野菜を作ってもらい、しかし10時前には腹ペコで、弁当も大工さんが使うようなでっかい弁当箱に作ってくれて、帰りも9時くらいに食べるので、自分より早起きで遅く寝てそれでも毎日作ってくれて、それを僕は当たり前のことだと思ってしまっていました。
今考えると、ウエイトが好きでたくさんやって筋肉がついたのは、母が、家族がたくさんご飯を食べさせてくれたからだと思います。一人で強くなることなんてまずないんだなと昨日話をして感じました。
食事って栄養よりももっとたくさんの人の思いが入ってるんだなと感じました。
6.その他感想
昨日南部さんと話してみてすぐに感じたことです。「オレ、この人みたいな管理栄養士になりたい」自分もこの業界に入ることができましたが、なんか管理栄養士って固いイメージがあって正直息が詰まる感じです。
患者さんとも触れ合いますが、基本パソコン業務が多いです。パソコンとばっかり向き合って患者さんの何が分かるのか、僕は管理栄養士も医師も看護師も同じ立場だと思っています。上も下もないと思ってます。
昨日南部さんが今までの管理栄養士の人たちが築いてしまった数値だけをみるような、お堅い管理栄養士のイメージ。すごく共感できます。自分はそんな管理栄養士にはなりたくないと思ってます。南部さんの考えを昨日聞けることができて、同じように思っている人もいるんだって嬉しかったです。
どんどんいろんなことに挑戦していつか徳島まで秋田の佐藤って管理栄養士すげーよって噂が広まるくらいがんばるって決めました。
今後またサポートをお願いすることがありますのでぜひこれからもよろしくお願いします。
長々と失礼しました。
『お金でなく人のご縁ででっかく生きろ』僕の大好きな言葉です。南部さんとのご縁を大切にします。ありがとうございました!
秋田でスポーツ栄養士をお探しの方は佐藤地洋を要チェック
地方で活動する上でどうすればいいのかを貪欲に考えて熱い想いを持って動いている彼の今後を期待します。秋田のチームで食事に力を入れたい方はアンテナをはっておいてくださいね!
地方でスポーツ栄養士を目指す方のご相談お受けします。
徳島と言う田舎でも懲りずに発信し続けると次々と繋がってきました。そんなご縁で現在は中学校バスケット、高校野球、バスケ選抜選手、バレー選抜選手といろんなところからお声がかかるようにもなってきました。
「スポーツ栄養士のハードルが高い」とお悩みの方は今すぐご相談ください。できることがあるはずです。徳島に来れる方は直接、距離がどうしてもの方はZOOMでお待ちしています!
下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
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