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たのしいスポーツ栄養士によるスポーツ食育

中高生バスケ部の子どもが朝に食べられない【しつもん箱】

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地方の徳島から栄養士の新しい働き方を作るために講演やチームサポート、個別サポートを行なっています。サポートチームは全国大会でベスト8。メディアへの露出(新聞掲載10回以上)、講演(述べ1,000人以上の”スポーツを頑張るけど食事量が足りなく、結果が結びついていなかった選手”に食の大切さを伝え、練習効率を高めた)が得意です。【夢はスポーツ栄養士として四国を制覇!】
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バスケ部息子兄弟の朝食についての質問

papa

 

質問させていただきます。よろしくお願いします。

 

バスケ部の高1・中1の息子達の朝食なのですが、以前はほとんど食べれませんでした。

 

牛乳を飲む程度です。朝食の必要性を説き、やっと少しは食べれるようになってきましたが、ご飯を少々のみでおかずは食べません。

 

それならばとバナナを試してみたのですが、それがけっこう好評で最近はバナナとトップバリューのヨーグルト(たんぱく質多めの為)と牛乳です。

質問の核心ですが、朝食はバランス良くというのは分かってるんですが、おかずも食べられないご飯少量よりも、バナナとヨーグルトで大丈夫でしょうか?とお聞きしたいんです。よろしくお願いします。

 

食べトレとしての回答

nambu

ご相談いただきありがとうございます。回答していきますね。

 

牛乳を飲む程度です。朝食の必要性を説き、やっと少しは食べれるようになってきましたが、ご飯を少々のみでおかずは食べません。

親御さんの努力、すごいです!少食を気にして少しでも食べてもらうために色々と大変だったでしょう。しかし、ごはんを少々食べるだけでおかずは食べないんですね。

「味噌汁などのスープはどうでしょうか?ぼくの経験則から言うと、朝の味噌汁(具沢山)なら子どもは結構食べてくれます。」

 

朝食はバランス良くというのは分かってるんですが、おかずも食べられないご飯少量よりも、バナナとヨーグルトで大丈夫でしょうか?

「結論から言うと、スポーツを頑張る子どもにはできるだけごはんを食べるようにしてあげてください。」

 

なぜかと言うと、ご質問いただいた食事内容だけでは成長期に必要なエネルギーがとれないと予想されるからです。

 

そもそも朝に少食になる原因が大きく言うと2つあります。

①胃腸が弱っている

少しずつ、食べれるようになっているので、少しは胃腸を強化できているんだとは思います。ただ、バナナ、ヨーグルト、牛乳だけでは胃腸を強化していくことからは遠ざかってしまいます。

まず、消化の第一段階の「噛む」ことが少ないですからね。

タンパク質を気にされてのヨーグルトだと思いますが、ヨーグルトはあくまでデザートの位置付けだと思ってください。バナナも主食になるものではありませんね…

 

②朝ごはんを食べるための生活習慣ができていない

食事の方に目が向きますが、実は生活習慣として朝ごはんが食べれる環境になっていないと朝食べることは難しいです。内臓の機能が成長しきっていない子どもならば特にです。

 

睡眠時間は確保できているのか?

朝起きる時間はどうなのか?

疲れを癒すために風呂には肩まだで使って入っているのか?

 

これを解消できないと朝には食べられないし、エネルギー不足になってしまいます。そして、子どもにとって一番後悔が残るのが成長の妨げになってしまうことです。

ぼくとしても、この後悔は子どもにして欲しくありません。

 

朝ごはんの質問に対する結論

nambu

栄養バランスを整えて必要なエネルギーをとっていくためには「ごはん」は必須です。幸いにもごはんを食べることはできているので、その点では問題ないかと感じます。あとは、上記でも書いた通り、具沢山の味噌汁をプラスしていくのはどうでしょうか?

 

また、もう1つの提案としては今好評なヨーグルト、バナナ、牛乳セットにおにぎりを1つでもそえてあげてください?

 

いきなりごはんと味噌汁が難しければ、少しづつ変えていくことが効果的です。朝ごはんのスタイルが確立するとかなり食べる力をつけていくことができます。短期的に見るのではなく、長期的な視点でみてください。

 

※一流のアスリートでも食事の意識改革には1年かけて行う場合もあります。

 

また、子どもの少食に対しては下記のような記事も書いていますので、是非とも参考になさってください。

スポーツを頑張るお子様と一緒に親御さんも応援しています。

 

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