食べても太らないスポーツ選手の調査結果「自分が思うほど食べてない」
※スポーツ栄養士として生の現場に出ていないと分からない「選手たちの生の声」を元にこの記事を書いています。
スポーツマンによくある食事の悩み
- 打球を飛ばすパワーをつけたい。
- 接触プレーで当たり負けしないようにしたい。
- ボールを投げる時に安定した土台が欲しい。
- 見た目でも相手を圧倒したい
- ぶっとい二の腕に憧れる
- 「胸板厚っ!」と言わせたい
- はち切れんばかりの太ももになりたい
あなたが体重を増やしたいアスリートならこんなことを考えているでしょう?
しかし!!
「いくら食べても体重増えないんです。好き嫌いなく食べてるんですけど…」
「ガタイの良いやつと同じくらい食べてるのになぜか自分はガリガリ。」
こんなことで悩んでいませんか?
選手自身もそうですが、選手を指導する監督・コーチ、親御さんも心配なところでしょう。
「結構食べているように見えるのに一向に太る気配がない。」
気持ちは焦るばかりで結果がついてこない状況が続くと、何か秘訣があるんじゃないかとプロテインやサプリメントに手を伸ばそうと考えます。しかし、費用のことを考えるとあまり続かない。
もっと食べる量を増やせばいいんじゃないかと感じるところでしょう?
実は、食事量を増やす前に必要なことがあったんです。
スポーツ栄養の生の現場で分かったことをお伝えします。
体重を増やすために最適な方法は今食べている量の記録
スポーツ栄養士として現場に出てないとわからないかもしれませんね。意外なことに自分の食べてる量が分かっていない選手は山のようにいます。体感として9割以上。
食事の調査を自らしているの人はほんの一握りです。
なんとなく、スポーツする高校生男子だと1日4000キロカロリー必要(かなりざっくり言っています。)と言うことを知っていても、実際にそれだけの量を食べているかどうかも怪しい人たちはたくさんいます。
目標が分かっていても自分の現状が分かっていないとギャップが出てしまいます。
その結果が「体重増加に悩む」と言うことですね。
食事調査は難しいし、めんどくさい?
食事の調査が必要だと言っても、実際にみんながやりたがらないのは「めんどくさい」が一番の理由でしょう。実際ぼくも毎日毎日食事調査をするのはめんどくさくて仕方ありません。
しかも、朝から夜まで事細かに食べたものを記入していくのは几帳面な人にしかできないんじゃないかと思います。
ごはんの量だけでも記録しよう
そこで、ぼくが提案しているのはごはんの量を記録しよう。
と言うことです。
全ての食品を記録していたのでは選手たちも料理を作るお母さんもかなりの負担をかけてしまいます。だからこそ、ごはんの量だけでも記録してみることをお勧めします。
これだけだと、案外すんなり記録できます。中学、高校の部活サポートでも実証済みです。
しかも、学校の先生なら特に役立つのが「家庭のプライバシー(食事状況)もある程度守られる」と言うことです。
子どもが食事の記録をするとなると予想以上に世間体を気にして「良いものを食べさせないといけない」負担をかけすぎる可能性があります。その点も考慮してごはん量の記録だけなんです。
細かく記録したい人は記録すればいいですし、最近では便利なアプリも出ています。
必要最低限のごはん記録だけでも選手の食べる量をある程度知ることができます。
体重増加にできることまとめ
体重増加がうまくいかない人に向けて、第一に必要なことが記録だとい言うことお伝えしました。今の食事量が足りているのかどうかも分からなければ、提案の仕方がありません。
体重増加を目指す場合は、まずはごはんの量から記録することをはじめてはいかがでしょうか?
手始めに一週間。
これをやったサポートチームの選手たちの多くは、「思ったよりも食べてなかった。」と言います。「そのくせに身体を大きくしたい。」では矛盾でしかないですね。
「まったくも〜」と言いたいところですが…
世の中の環境はこんな状況なので、増量に悩む選手が増えないためにも南部特製のごはんチェック表も作っています。メルマガ読者限定の配信となりますので、欲しい方は無料メルマガにご登録ください。