記事更新の情報はライン@から

たのしいスポーツ栄養士によるスポーツ食育

【人前で話す極意】プレゼン資料を作る7つのステップ

WRITER
 
presentation46
この記事を書いている人 - WRITER -
地方の徳島から栄養士の新しい働き方を作るために講演やチームサポート、個別サポートを行なっています。サポートチームは全国大会でベスト8。メディアへの露出(新聞掲載10回以上)、講演(述べ1,000人以上の”スポーツを頑張るけど食事量が足りなく、結果が結びついていなかった選手”に食の大切さを伝え、練習効率を高めた)が得意です。【夢はスポーツ栄養士として四国を制覇!】
詳しいプロフィールはこちら

こんにちは、食べるシセイを良くする栄養士の南部真也です。

初めての方は≫こちらをご覧ください

独立以来、人前でお話をする機会が多くなってきています。

そんな中、ぼくの「プレゼン資料の作り方が気になる」と言うお声をもらえるようになってきました。せっかくだから、そんなご要望にもお答えして資料づくりの極意を公開します。

 

特に、栄養士として健康セミナーをする人に向けた具体的な内容をお伝えします。全体の構成はどんな場面、職種でも応用できますが、事例は栄養士向け(健康セミナー)です。

  • 初めてプレゼン資料を作ることが不安になっている
  • 今作っている資料でいいのかな?
  • これからセミナーを開催したい

いわゆるセミナー開催初心者〜中級者向けの話となります。上級者の方は「こんなやり方もあるんだなぁ」でみてください。

 

もくじを開く

感動を呼ぶセミナー構成 7つのステップ

presentation2

おそらくこの記事を読んでいるあなたは、会社や病院、行政機関などで働いており、人前でお話をする機会を与えられて困っているでしょう。

そうでなければ、自分の夢を実現するためにセミナー講師としての道を進もうとしていますね?

 

どの状況にせよ共通することは同じです。

 

「初めての取り組みで、どうゆう風に資料を作ればいいのか分かんない。。。」

 

そうですよね、ぼくも初めて仕事としての資料を作ろうと思った時にはまさしくこの状態でした。誰に聞いていいのかも分からないし、何を伝えればいいのかもわかっていませんでした。

ぶっちゃけ、会社に言われたからやっている感が強かったです。

とは言っても、やるからには聞いてくれる人にとって意味のあるモノを届けないといけませんので試行錯誤で進めていきます。

そんな混沌の中からのスタートでしたが、ぼくなりに型ができてきたので、セミナー初心者のあなたが、「資料の作り方が分からない不安」から解放されるため、記事に残します。

 

ぼくが独立してから約2年間で50回以上、述べ1000人以上に伝えてきたセミナーづくりの極意をお伝えします。(2017年10月現在)

どんなセミナーをやってきたのかはこちらをご覧ください。

少しは信用してくれました??自称セミナー開催中級者です(笑)みなさんとそんなに変わらない状況なんで、一歩踏み出してはいるけれど、頑張ったら手が届きそうな位置にいます!

 

さて、前置きはこれくらいにして、

お待ちかねの「実際にどう言う風にセミナーを作っていくのか」を解説していきます。

 

資料づくりの最初にやるべきことはこの2つ

presentation45

  • テーマの設定
  • 対象者の絞り込み

この2つです。1つずつ例題を元に説明していきますね。

STEP1 テーマの設定

例)食べて痩せるダイエットについて

最初に必要なのはこれですね。まずは、何について話すのかをざっくりと決めておきます。あなたが一番伝えたいことをテーマとしましょう。

 

STEP2 対象者の絞り込み

例)
名前:前原 よしえ 
年齢:35歳 
家族構成:核家族 夫 36歳(証券会社サラリーマン)長男5歳、長女3歳 
その他:パン屋パート勤務、保育園送り向かえ、趣味、子どもと散歩、バレーボール(月に2回)
不安、悩み:流行りのダイエットを試してみるも1kg、2kgはすぐ減っても結局リバウンドしてしまう。周りのお母さんが細いことが気になる。
希望:20代の時のようにスラっとしたウェストを取り戻したい!綺麗なお母さんでいたい!

これです。多くの初心者の方が悩むところだと思います。

「参加者にはいろんな年代の人がきますし、性別・属性もバラバラですよ!」

こう言う声も聞こえてきそうですね。

 

参加者の属性が決まっていればこんな声はありませんが、実際はそうでないことが多いと感じます。

その場合でも、「メインになるのはどの人なのか?」プレゼンターとしては設定しておく必要があります。

ざっと項目をあげましたが、もっと深掘りしてもOKです!特に、不安希望はしっかりと抑えてください。

ここがぶれると極端な話、同じ内容にしても、子ども向けと高齢者向けの話がごっちゃになって混乱を招きます。

 

例えば、タンパク質について話をする時に、

子ども向けに「魚や肉にいっぱい入っていて成長に役立ちます。〜〜〜」

と言っていたと思えば、

高齢者むけに「筋肉の衰えを感じますよね?そんな時にはタンパク質!〜〜〜〜」

 

みたいなことになって、同じタンパク質のことを言っているのに話が混ざるからわかりにくくなってしまいます。

だからこそ、伝える相手は明確にしておきましょう。事例を説明する時に事例と対象があっているのかが重要です。

まずはこの2点を抑えて、誰に(WHO)何を(WHAT)伝えるのか?下準備しましょう!

 

人が行動したくなるプレゼン構成

presentation

下準備ができたら話の骨組みを作っていきましょう。

  • 問題定義(共感)
  • プレゼンの背景(なんのために?)
  • 解決策(重要なポイント)
  • 結論(まとめ)
  • 今日からできること

この順番で作っていきます。先ほどと同じように1つずつ解説していきますね!

 

STEP3 問題定義(共感)

例)最近周りのママ友がダイエットに成功した話を聞いて、「自分もやってるのに、なんであの人だけ成功するの?」「もしかして、自分のやり方って間違ってる?」「でも、きつい食事制限なんて私には無理」なんて思ったりしていませんか?

と言う風に、下準備の対象者が「ウンウン」と頷くような描写をしていきます。この時に感情なんかも表現すると、さらに引き込まれます。

ここで共感を得られるかどうかがかなり鍵となってきます。共感を得るためにもは対象者の設定が重要になることもわかるでしょう。

基本的にはその属性にあった人でないと共感は得づらいです。しかし、ここがうまくいけば掴みはOK!参加者の皆さんはあなたの話を安心して聞くことができます。

さらに、自分ごととして捉えるので、集中力が違います。

 

ダメな例

ここで教科書の通り、「こんな偏ったダイエットでは失敗します。」と言っただけでは誰も反応しません。

そもそも栄養学の正義を振りかざしただけでは大根の桂むきくらい薄いセミナーになります。

だって、ダイエットの失敗理由なんてみんな知ってますもん。

「そんなこと言われんでもわかっとるわい!」ってなくらいでね。

だからこそ、相手との距離感を縮める共感を得る言葉が大事なんです。

 

STEP4 プレゼンの背景(なんのために?)

例)今までのダイエットを失敗して、迷子になっているあなたに本当のダイエットのあり方を知ってもらいたいからこのお話をします。実は私も同じような立場でした。「〇〇ダイエット」と聞くと、すぐに飛びつきます。そして1〜2kgくらい痩せたら満足してすぐにリバウンドを繰り返してきました。そんな思いをあなたにはして欲しくないから「食べて痩せる」と言う、持続可能な方法をお伝えしたいんです。

ここで、自分の体験談や身近な人の例を出して、「なんのために」この話をするのかを参加者さんに伝えてください。

仮にあなたの伝えることが、すごいノウハウだったとしても「なんのために」がないと、脳に知識として残っても心には届きません。

結果、行動に結びつかず、「いい話だったな〜」で終わってしまいます。

人の感情を揺さぶるのもまた、人の感情ですよ。ここができていないと大根の桂むき〜(中略)

 

STEP5 解決策(重要なポイント)

例)食べて痩せるために大事なことを3つお伝えします。これを実践すると過去の自分とはおさらばできます。いいですか? 1.食べない体温が上がらず痩せにくい 2.食べて痩せるにはお米が必須 3.具体的に食べる量は1日2合 これを解説していきます。

※このノウハウが気になる方はこちらで詳細を紹介しています。

ここであなたのノウハウを心おきなく紹介していください。ここまでをこの順番で話していると参加者の皆さんはあなたのファンになっています。

「この人は私のことをわかってくれている」「私と同じような環境から復活したんだから私にもできそう」

心理的にはラポール(信頼関係)ができます。

 

ここで注意が必要なのは、「専門用語をいかにわかりやすく伝えることができるか?」対象者に合わせて話のバリエーションを選んでください。

専門家が陥りがちなのが、専門用語を並べて「私プロよ!」感を出すことを出すことです。そんなことをしすぎるとせっかく築いた信頼関係が「ドッテン、バッタン!」と音を立てて崩れていきます。

「専門用語」→「身近な事例、わかりやすい例え」と繋げてください。

例) 基礎代謝、1日に何もしなくても使われるエネルギーのことです。これはイメージとして体温と言った方が分かりやすいですね!体温が高い人は基礎代謝も高く痩せやすいんですよ〜!

厳密に言うと違うことでも、6割あっていればイメージとして言い切る方が聞く側として安心できます。(線引きが難しいと思いますが、こだわりすぎると難しくなってしまいます。)

あなたが紹介するノウハウに事例や過去の体験者の声、写真等の資料、著名人、論文資料などの裏付けがあると、信頼感が大きく上がります。

自分の過去→現在の写真が一番強いかも!?

みんなここを一番はじめに持っていきたがりますが、いきなり言っちゃうと参加者は引いてしまうかもしれません。

ここを聞いてもらうためには、いかに準備できるかが勝負です。

 

STEP6 結論(まとめ)

例) 今日お伝えしたことで大事なのは、3つでしたね?もう一度復習としてまとめると食べて痩せるためには、体温、お米、食べる量は2合(資料をもう一度見直す)このポイントを絞っていくとあなたはきついダイエットから解放され、未来永劫「綺麗なお母さん(女性)」でいることができます。

まとめは今日の復習です。特に大事なところをもう一度厳選して復習します。重要なところを3つ抜き出すくらいでボリュームとしてはOKです。

 

STEP7 今日からできること

例) 今日の食べて痩せるを実践するためにあなたが今日中にできることはなんでしょうか?本当に簡単なことで構いませんので書き出してみてください。例えば、今日の夕食に「ごはんを食べる」とかそんな簡単なことでいいですよ。これができたらポイントを実践してください。最終的な目標は1日2合です。

最後の落とし所です。意外とみんな知らないところですが、ノウハウを伝えるだけでなく、「自分でもできそう!」を引き出すために背中を押してあげる段階です。

スタートを切ることができたらあとは驚くほど物事が進んでいます。

 

多くのセミナーでは「伝えて終わり」が多いです。

しかし、宿題があるとみんないやでもやるでしょう?結果を出すためには何でもいいですからきっかけが必要です。

押し出してあげるために、最後にSTEP4の背景をもう一度伝えると参加者の皆さんは勇気が出てきます。

ありがとうございましたの前に「なんのために?」を伝えましょう!

 

プレゼンの資料づくりまとめ

いかがでしたでしょうか?例を元にプレゼンの資料づくりに役立つ記事を書きました。参考になると感じた方は、例を元に自分なりの資料に落とし込んでください。

STEP1~2で土台作りをしてあとはSTEP3~7の順番に落とし込んでいくとセミナー資料が完成します。

資料を全体で捉えてしまうとどこから手をつけていいのか分からなくなってしまいます。だからこそ、項目を分けて落とし込んでいくと思った以上にすんなりいきます。

 

そして、一番大事なことは共感です。ここがどれだけ得られるかが本当に大事なことです。

presentation3

初めて資料を作る方はなんども繰り返して読んでください。そう、ブックマークに保存してくださいね!

まずは、フレームに落とし込み、「もっとこうした方が良い」と感じるようになれば自分なりに並び替えてください。

栄養士として表舞台にたった時、この記事を参考にしてくれるあなたのような人が増えることを願ってこの記事を書きました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

参考図書:稼ぐ言葉の法則

     神田昌典 著    

thank you

” ともにQOLの向上 ”

 

この記事を読んで、「初めて栄養士としてプレゼン資料を作ったんですけど、これでいけますか?」と心配な方はお気軽にお問い合わせください。

先着5名さまですが、無料で資料に対してのアドバイスをいたします。

下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

    お名前 (必須)

    メールアドレス ※原則PCメールでお願いします。(必須)

    電話番号
      

    お問い合わせの内容をお選び下さい(必須)

    メッセージ(必須)

    この記事を書いている人 - WRITER -
    地方の徳島から栄養士の新しい働き方を作るために講演やチームサポート、個別サポートを行なっています。サポートチームは全国大会でベスト8。メディアへの露出(新聞掲載10回以上)、講演(述べ1,000人以上の”スポーツを頑張るけど食事量が足りなく、結果が結びついていなかった選手”に食の大切さを伝え、練習効率を高めた)が得意です。【夢はスポーツ栄養士として四国を制覇!】
    詳しいプロフィールはこちら
    スポンサーリンク
    スポンサーリンク

    Copyright© スポーツ栄養士南部真也公式サイト , 2024 All Rights Reserved.