スポーツ選手が特に気になるタンパク質の一番いい摂り方
スポーツ、トレーニングをする人にとって最も気になる食事のことと言えば、プロテインではないでしょうか?
ジュニアアスリート
「スポーツをしてるから毎日たんぱく質がたくさん必要だよね?」
南部
「頑張ってるね!身体づくりにたんぱく質の大切さを感じてくれてくれて嬉しいよ。」
ジュニアアスリート
「その場合プロテインを摂った方がいいの??」
南部
「たんぱく質はスポーツをするに人にとってかなり大事な役割を持ってるんだ。でもプロテインだけでなんとかしようとすると本当の身体づくりはできないって知ってた?」
ジュニアアスリート
「プロテインだけでは本当の強い身体ができない!?」
南部ちゃん
「たんぱく質を取る時にプロテインを使うことが必要な場合もあるんだけど、基本は食事で摂った方がいい。その理由を解説していきますね」
たんぱく質のおかげでスポーツをする身体ができる!
たんぱく質といえば、赤の食品群。小学校の時に習います。赤といえば血や筋肉になる栄養素、主に肉、魚、大豆などの食品ですね。言わずもがな、たんぱく質が多く含まれています。
食品として考えた時に赤の食品にプロテインってのは聞いたことがありません。タイトルに関して、結論から言うと
たんぱく質はプロテインから取るよりも食品から摂った方がいい
たんぱく質は上にも書いたように、血や筋肉になるありがたい栄養素です。強い體(からだ)を作る時には是非とも生命力の強い食品から摂ってください。
「基本は食事で摂る」ということを念頭に置いて、食事で摂りきれない部分をプロテインでカバーすると言うくらいがちょうどいいです。
ジュニアアスリート
「へ〜、でもトレーニングや練習の後にはすぐにご飯たべれないよね?」
南部ちゃん
「練習後なんかで疲れてしまいどうしても食欲も出ない場合はさっと飲めるプロテインを使うのもいいと思うよ。 しかし、食事をトレーングとして考えるなら少しでも自然な食品の形を保ったものを選んでほしいね。」
タンパク質に関わる勘違い
多くの人が勘違いしていることをお伝えします。肉や魚というとタンパク質のイメージがありますね。実はそれ以外の栄養素もいっぱい含まれているんです。
タンパク質のイメージが強いとそれしか入っていないと勘違いする方もいますが、食材にはその他の栄養素が数え切れないくらい入っています。
食材から摂ることで、たんぱく質以外の様々な栄養素を摂ることができます。しかも胃腸を鍛える効果もあります。もちろん食品は肉だけでなく、大豆や魚といったものをいろいろ組み合わせてください。
一方、プロテインは決まった栄養素しか入っていません。同じ味しかしません。そして、消化をしやすいように加工されているので胃腸を鍛えることには繋がりづらい。
たんぱく質を多く取りすぎても筋肉合成に変化はないという論文も報告されています。(ほんの一例です)
もしも、練習後に疲れているなら、消化のしやすい薄切りの肉やひき肉を使ったものを選んでみるのも手です。
ジュニアアスリート
「基本は食事からなんだ!プロテインを食べていれば強くなるってわけじゃないんだね。」
南部
「どちらにせよ身体を強くするにはたんぱく質だけではダメなんだ。そのためにも色んな栄養素をとれる自然な食品を食べることが大事だね!」
ジュニアアスリート
「そういえばプロテインの飲み過ぎでご飯の量が減っちゃう時期は体調を崩しやすかったなぁ・・・」
南部ちゃん
「プロテインだけに頼ってしまう考えになると他が疎かになるからね、プロテインはあくまで補助食品と考えよう!」プロテインの良し悪しではなく考え方の問題だね。」
ジュニアアスリート
「はーい、しっかりご飯を食べるようしま〜す!」
まとめ
たんぱく質を取るときは食材からを基本にする。プロテインはあくまで補助的な役割。スポーツしながら食に興味を持った人はプロテインに行き着くと思います。
それ自体の良し悪しではなく、補助食品として考えられるかどうかが鍵です。主に置くのをどちらにするかでパフォーマンス以外の面でも差が出てきます。
プロテインについて気になった方に向けて考え方の観点で書いてみました。スポーツをする人に伝える時の参考になればと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
”ともにQOLの向上”
執筆者:南部真也
参考図書:ジュニア選手の「勝負食」
石川三知 監修