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トランス脂肪酸の健康被害、アメリカでは使用禁止に!?

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トランス脂肪酸
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地方の徳島から栄養士の新しい働き方を作るために講演やチームサポート、個別サポートを行なっています。サポートチームは全国大会でベスト8。メディアへの露出(新聞掲載10回以上)、講演(述べ1,000人以上の”スポーツを頑張るけど食事量が足りなく、結果が結びついていなかった選手”に食の大切さを伝え、練習効率を高めた)が得意です。【夢はスポーツ栄養士として四国を制覇!】
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2018年にはアメリカでトランス脂肪酸が使用禁止になるようです。

  • 最近よく聞く「トランス脂肪酸」ですがどんな悪影響があるんでしょうか?
  • 悪い悪いだけではなく、何がいけないのか?
  • なぜ使われているのか?

最初にトランス脂肪酸とは・・・
工業用に水素添加を行い不飽和脂肪酸(液状油)を飽和脂肪酸(固形油)に副産物としてできるもの

ちょっと難しいですね。

簡単に言うと、
植物油(液状)を加工してマーガリン(固形)にする時に一部がトランス脂肪酸にあるということです。

トランス脂肪酸の悪影響を紐解く

参考にした記事にもあるように一番の健子被害は心疾患のリスクが高まることを言われているようです。いろんな学術的な研究が世界ではされています。

 

トランス脂肪酸はどんな物に入っているの?

マーガリン、ファストブレッド、ショートニングには特に多いとされています。そして、加工品だけではなく動物の肉や乳製品などにも含まれています。コーヒーフレッシュにも多く含まれるので気をつけてください。植物性樹脂と書かれたりしています。

加工品は注意が必要ですが、自然のお肉などは多くの研究で心疾患のリスクにはならないと示されています。

マーガリンよりバターが健康にいいと言われる根拠ですね。

そんなまどろっこしいこと考えないで済むので個人的にはパンよりご飯の方がいいと感じています。

詳しいトランス脂肪酸の含有量は農林水産省のHPに載っています。

 

日本に食品添加物の規制は無いの?

現時点では無いようですが、今後の政府の対応を見ていきましょう。ちなみに基準がない理由としては日本人の食事ではトランス脂肪酸を多くとっていないからです。

世界基準が「全摂取カロリーの1%未満」に対して日本人の摂取量は「全摂取カロリーの0.3%未満」

健康被害の影響は少ないと見ているので規制がありません。一部レストランではトランス脂肪酸低減の取り組みを行っています。

気をつけるに越したことはありませんが、日本で暮らす上ではトランス脂肪酸だけを過敏に反応せずに全体としてバランスや生活習慣を見ていくことの方が大切だと感じます。

こういう話題がのぼるとマーガリンの消費が落ちそうですね。外食産業にも影響は大きそうです。

企業の「トランス脂肪酸フリー」だけには騙せれないようにしてください。価格を落とさずにそうした場合ですと何か裏があると思ってください。

 

参考:サイト

FDA 米国食品医薬品局
http://www.47news.jp/CN/201506/CN2015061701000780.html

参考文献:日本人の食事摂取基準2015年版

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