子供の肥満は親の責任。子供をデブにしないために親ができること
こんにちは、食べるシセイを良くする栄養士の南部です!初めての方は ≫こちらをご覧ください
突然ですが、あなたは将来の日本を考えたことがありますか?
「はい」と答えたあなたはどんな未来を思い浮かべたんでしょうか?
「いいえ」と答えたあなたは10年後の日本を思い浮かべてください。
一つだけはっきり言えることがあります。
将来の日本を支えるのは今の、もしくはこれから生まれてくる子供たちです。
日本の未来を背負って立つ子どもが肥満になってしまう
そんな子供たちの現状を見ていきましょう。子供の体づくりの専門家の方は、「今の子供と昔の子供のは違う生き物」というぐらい変化が起きています。
教育の現場にいないとなかなか分からないことですが、平成の世に生きる子供たちはどうなっているのでしょう?
昔に比べて肥満児は増加していた
縦軸は%です。
文部科学省ののデータを参考にしたグラフです。
参考: e-Stat政府統計の総合窓口
肥満傾向児とは,性別・年齢別・身長別標準体重を求め,肥満度が20%以上の者である。
肥満度=[実測体重(kg)-身長別標準体重(kg)]/身長別標準体重(kg)×100(%)
昭和52年から平成20年までは右肩上がりで、そこからは少し落ち着いていますがほぼ横ばいの推移です。このグラフから分かることは、現代の子供は昔の子供と比べて肥満児が多いということです。
もう1点、5歳の未就学児童に比べて修学児童の方が肥満率が圧倒的に高いということです。それも低学年より高学年の方が肥満率が高いといことも分かってきます。
中学生になると少し肥満率が下がりますが、おそらくスポーツをするかしないかで2極化することも考えられます。
子供メタボの波が押し寄せる
メタボリックシンドロームと聞くと腹の出たおじさんを思い浮かべる人が多いと思いますが、実は子供にも生活習慣病の波は来ています。
上のグラフで肥満児が増えたことは分かりましたが、それだけではメタボにはなりません。肥満に加えて、血糖、血圧、血中脂質の異常値があるとメタボと診断されます。
さらに恐いのが血管の病気なのですぐさま症状が表面上にでないということです。
詳しくはこちらに書いています。≫35.8倍!?最低限これだけは知っておくメタボの恐怖
何が問題かというと、徐々に身体を蝕んでいくので若い頃からメタボの症状が出ていると将来的には血管に異常が出て脳卒中、心筋梗塞などで倒れる人が増えることが必至です。
働き盛りの人が続々と倒れたら「日本の未来はwow,wow」言っている場合ではありません。
子供のために食事を整えることは未来を整えること
今回は子供の現状を2点だけお伝えしました。未来を見据えると言う事で現状が分かったと思います。
もちろん自分のダイエットに必死でそれどころじゃないという方もいると思います。または仕事が忙しくて・・・なども分かります。
子供を育てるのはお父さん、お母さん、あなた達です。
子供が普段何を食べているのかを知っていますか?
- お子さんの好きな食べ物を10個言えますか?
- お子さんの嫌いな食べ物を10個言えますか?
子供の肥満の原因の大部分は親にあります。遺伝よりも食事を提供する環境が大きく関わってきます。
これは子供だけでなく大人にも言えることです。
太っている人の食卓で育った子供は太る可能性が高いです。いい例が、アメリカにホームステイした人が太って帰ってくると言うことです。知らず知らずのうちに家庭でもそのようなことが起こっているんです。
じつはコレ根拠のある事例なんです。こちらの記事で紹介しています。
≫ダイエット情報の嘘・ホント?科学的根拠から読み解く3つの例
ダイエットのために食事を見直すということは自分だけの未来ではなく、子供、社会、日本の未来にも関わってきます。未来のためにできることはなんでしょうか?
子供の肥満に対するまとめ
子どもは昔に比べて肥満児の割合が増えている。これは環境もありますが、親と子どもがコミュニケーションをとる機会が減ったことも影響しています。
特に18歳で高校を卒業するまでの子どもの食に対する責任は親にあります。だからこそ、今のうちからちゃんと食べる力を持つ子どもを育ててあげる必要があります。
子どもの肥満解決にはまず、親の方から食事を整えていく必要があります。
この記事を最後まで読んで、子どもの食事にしっかりと向き合うきっかけにしていただいたことを感謝します。
さらに子どもの肥満解決にも向けてこちらの記事も合わせてお読みください。
” ともにQOLの向上 ”
コメントを投稿するにはログインしてください。